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導入時にあたって

腹膜透析の導入手術

a.カテーテル留置の位置

カテーテル留置の位置

PDを実施するには透析液の注液・排液のために、
PDカテーテルを腹腔内に留置しなければならない。
カテーテルの先端部は腹腔内で一番低い位置にあたる
ダグラス窩底部に留置する。

b.カテーテルの基本的構造

挿入するカテーテルの基本的構造は、シリコンチューブに腹膜との接合部分である内部カフと
皮下トンネル部分の外部カフが付いたものである。腹腔内留置部分である先端にはいくつかの
側孔があり、 注液・排液がスムーズに実施できるようになっている。
またカテーテルの位置をX線写真によって確認できるようにX線不透過ラインが入っている。

カテーテルの基本構造

c.麻酔

全身麻酔、局所麻酔、硬膜外麻酔、腰椎麻酔、静脈麻酔などが患者さんに合わせて選択される。

d.カテーテルの出口部

カテーテルの出口部

腹部の他に、感染症が少ないと考えられる前胸部、
上腹部も出口部位として選択されることがある。
腹壁のしわの状態、カテーテルケアの容易さ、生活に
考慮して患者にあった出口部を決定する。

e.術式

従来法とSMAP法がある。その他近年いろいろな術式があるが、ここでは従来法とSMAP法に
ついて述べる。
従来法では手術を一回で行うがSMAP法では手術を二回に分けて行う。

従来法

従来法では入院で手術や教育が同時進行していくため、 コンディショニングの進行状況によって安静の度合いや食事内容が変化する。
術後の経過をみながらバッグ交換などの自己管理法を患者に教育する。
これらが全て完了した時点で退院の運びとなる。入院期間は、約1ヶ月である。

SMAP

SMAP法ではPDカテーテル挿入の際は短期間の入院となる。
出口部作製まではPDを行わないため、留置術に伴う安静度は緩やかになる。
患者のバッグ交換などの指導は留置術後に一旦退院し、外来で実施する。 利点としては、
SMAPの実施によって、計画的なPDへの導入、入院期間の短縮化などが実現できる。
また、創部が治癒してから透析液を貯留するので、液漏れやこれによるトンネル感染の防止が
期待できる。

手術後スケジュール例

f. コンデイショニング

目的

腹腔内圧の上昇に伴う不快感や疼痛に慣れる。
液漏れやヘルニアなどの合併症を防ぐ。

方法

通常は少量から徐々に増量し、1〜2週間かけ患者に必要な透析液量まで上げていく。
以下は一例である。洗浄とは、貯留時間を置かずに注液と排液を行うことである。

コンディショニング

手術後スケジュール

SMAPでは、コンディショニングが不要となる。

(図表出典:バクスターCAPDナースカレッジテキスト)